17目次へ < 17-0210-C 「相似と相同」
〜1、表面と中身。
相似と相同、どちらもよく似ているということである。しかし、それは表面だけであって、中身が全然別のものを「相似」、つまり、ただ似ているという意味である。どういうことかというと、すがたカタチは同じでも、それを動かしカタチ作っている原理や必然性が根本的に違う、ということである。 それは、本質的に異質で別のものだということである。同じ姿のものが現実に存在していても、実はそれらは全く別のものである場合がある、ということである。例えると、人間の顔をした宇宙人や、オバケ、悪霊もいるかも知れないということである。そうしたことは、実際に付き合って交流してみないと誰にもわからない事なのである。 これと反対に、現実の姿と中身が同じものを「相同」という。相同とは、見えるすがたカタチは多少違っていても中身が同じものをいう。見えるすがたカタチは多少違っていても、本質的・本来的に同じものだということである。 戻る。 続く。 |