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条件反射とは、「パブロフの犬」のことである。エサを見るだけで舌から自動的に唾が出て来る、というヤツだ。 なかよしクラブ。自分の考えがない。形式的・表面的に続いているに過ぎず、ものごとの表面をなでるだけの、なりすましとコピーの生き方。当たらず触らず、コケが生えたような変化のない日々。 体裁だけで中身がなく、カラッポで、現実が夢のように希薄で、目的と理由が失われている。感覚から意味が消えている。しかし、見える、触れる、動く、ということで、それは非常にわかりやすいし、納得もしやすい。まさしく、これが条件反射の状態である。 そしてまた、こうした手軽さが人々を引きつけ、納得させ、理解もしやすくさせている。それが政府とマスコミの役割ともなっている。つまり、結局、何も創造せず、生まれず、見つからず、何一つ変わることのない世界である。 自分が変わらないからラクだし、何も考えずに済むし、争いも起こらない。まことにシアワセな、同じことが永遠に繰り返されるだけの、非人間的な世界である。 |