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「見えないもの」とは、 要するに、自分にとって都合の悪いものなのである。だからそれが、自分のなかで見えることがないように出来ているのである。人間は、そうした文明というシステムの世界を生きている。 「見えない」とは、 見ていない、見えていない、見えるはずがない、見えてはならない、そしてまた、見てはならないもののことである。それでもやはり、それに気づくし、感じることがある。 いろんな様々な感覚が集まって、つながって、そしてそれが統合されて、言い知れぬ「直感」として迫(せま)って来るのである。本能とか衝動、第六感などとも言われている。それが、何かの象徴や予感、暗示や予兆として迫ってくるのである。導き、誘い、求め、あるいは、避けて遠ざけるべきものとして示唆される。 |