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B) 相手の、直接的で特徴的なイメージのみが、アップで見えてきて、その後に徐々に全体像が見えてくる。初めに見えるのは、それのもっとも特徴的な部分のみである。 例えば、人間であれば、すぐにそれがだれかわかる部分、つまり、目の特徴とか、本人にしかない身体の特徴といったもの。そして、それだけが迫ってきて、その後に全体の姿が見えてくる。 また、例えば、なにか獣(けもの)に襲われる夢であれば、キバだけが最初に拡大されて見えてきて、その後でクチとか足元とか、そして最後に全身が見えてくる。 夢を見る本人が求めるもの、興味とか関心。あるいは、恐怖や歓喜の、もっとも特徴的で象徴的な部分。それだけで、すべてが理解できるような部分だけが、始めに、アップで見えて来るのである。 この場合、見えるものの理由とか目的といった、意図的な意識が先行している。例えば仮に、まず、その印象とか、象徴といったものだけが現れてきて、そしその後に、それの全体のすがたがカタチとなって見えてくる。 夢の中では、何かの象徴ないし印象が、そのままで終わるということが、ほとんどないのである。それらはたいてい、すぐに何かしら目的とか理由を持った、物語の一部分として現れ、そして迫ってくる。また、そうでない場合は、不可解で不思議な情景として、自分自身の謎として残り続けることもある。 |
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