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歌や踊りは人間の精神の表現である。精神がカタチや動きとなって現実の世界に現れたのである。だからそれは、現実の姿カタチを超えて、素通りして、透過して広がっても行く。 伝わり、つながってもゆく。精神は精神に問いかけ、理解し、共鳴し、コダマし、つながって、同期して、アンサンブルとなって広がってゆく。こうしたことが、歌や踊りを通して人間同士をつなぎ、結び付けている。共感し、そして共有されている。 言葉以前の感じ方や、情感の世界が広がりつながってゆく。それがまた、音や映像の精神的な意味ではないだろうか。外面的な国境や民族や人種・宗教を問わず、それらを無視して素通りして入ってゆく。精神のなかで共感し共有されてゆく。 |
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