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「感じるもの」１、迫る感覚。



見るもの、聞くもの、触れるもの。そうした自分の感覚のすべてが、だれか自分以外の見知らぬ者のタマシイように思えてきて自分に迫ってくる。

なにかいい知れぬ運命のように思えてきて、ひきずり込まれてゆく。そのように思えて来るというのは、自分の精神の中で、それを求め、それを必要としているからである。だから、そのように感じられてくるのである。

それは自分の精神が、自分のなかで反射して映しだした、自分の精神のすがたなのである。なぜ、そのように見えるかというと、それが、自分と外の世界（自然）とのかかわり方だからである。


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