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自分が何を意識していて、それがどういう感覚で、何を意味しているのか。そして、それをどうやって自分が知るのだろうか?それはつまり、自分のなかにある、それと似たものの経験とその記憶から理解するのである。 この「似たもの」というのは、自分の身体がもともとそのように出来ているということである。数万数億年に及ぶはてしない歴史の経過のなかで、自己の肉体というのが、そのように出来上がり、そしてカタチづくられてきたということである。 だからまた、人間は、そのようにしかなれず、そのように出来ていて、また、そうした方向にしか進めないということである。そのようにしか、知ることも感じることもできず、もともとそのように出来ている、そして、これが人間にとって感じることの出来るすべてなのである。これが人間にとっての現実のすべてなのである。 |
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