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もちろん、そうでない人も少しはいる、というのも事実である。しかし、こうした「変わった人たち」は例外なく二股(ふたまた)をかけていて、自分はいつでもみんなのところへ逃げることが出来るようにしておいて、そう言っているのであって、やはりそれはウソであるとした言いようがないのである。 それは実は、生きて行けないからこそ、正直でなければならないのである。世の中のシステムがそのように出来ているからこそ、正直でなければならないものなのである。自分で自分を否定するというのは、このことなのである。正直であることは自分を生きて行けなくするのである。 ホントにみんなと違う人は、自分から進んでそういうことを言ったりしない。無意味だし、疲れるだけだから。それに、そうしたことを誰かに分かってもらえることがない、というのをはじめから分かっていているので、そんな無駄なことを求めたりしないのである。自分から進んで袋叩きをまねくようなことは、しないのである。 |
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