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生態系内での位置そのものが、もはや以前とは異質なものに変異している。そしてそれは、もはや以前の同一の種とは言えないような大きな変異として、まるで別の種のように思えてくるのである。実際、そうとしか説明が出来ないことが多々あるのである。あるいは、これを「種の起源」と言っているのである。 要するに、ただたんに、ささいなことのように見える「同じことのくり返し」が、ただそれだけのことが、数十数百万年という非常に長い歴史の時間の中で見ると、その存在そのものを大きく変異させているということなのである。 場合によっては、「種」そのものを変異させてしまっている。少なくとも、そのように見えるということなのである。そして、これはただ単に、歴史というのを非常に短いスパン(間隔)で見るか、あるいは非常に長いスパンで見るかの、ただその見かた・見え方の違いに過ぎないのである。 |