index< 日誌 < am種< 19-64「くり返し」 |
無限にくり返される同じことのくり返しが、自分自身をそれへと最適化して行く。始めは馴れや習慣として。そしてやがてそれが、生理や神経の作用の特質として自らを方向づけてゆく。仕方とやり方がそれへと最適化されてゆき、やがて自らのすがたカタチまでも変えてゆく。身体の機能の特質のみならず、その見える外見上の特徴までも変えて行く。 このようなことを、数十数百年という単位で見ると、それは馴れであり習慣の変化なのである。そしてこれを数千数万年という単位で見ると、ライフスタイルと生息環境の変化であり、自分自身の身体構造の変化をも伴うのである。 さらに、これを数十万年という単位で見ると、これはもはや同じ種の内部的な違いとして説明できないような、身体の骨格やサイズ、それにカタチの変化をもたらしている。また、それ以前に、生存や生活のスタイルそのものが大きく変化している。 |