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1、がまんできないこと。


ガマンのならないこと、許せないこと、しゃくにさわること、腹に据えかねること。ワケなどどうでもよい、ただカンベン出来ないのである。虫唾(むしず)が走るのである。そいつが近くにいるという、ただそれだけで無性に腹が立ってきてガマンが出来なくなるのである。

理由とかワケとか以前の生理的で情緒的なものなのである。そいつがただ近くにいるというだけで、なぜか自分が辱められ貶(おとし)められているように思えてくるのである。

なぜか?
それが、自分にとって情緒的で生理的で感覚的なものだからである。それが自分のすべてを否定するものと思えてくるからである。だから、許せずカンベン出来ないものとなっているのである。

そいつと自分とは、どこか根本的に違うし、お互いが絶対に相いれないもののように思えてくるのである。つまり、生き方とか、その生き方の根源にあるものが全然違う、それどころか敵対するもののように思えてくるのである。お互いに相いれないもの、追い出すか追い出されるか、倒すか倒されるしかないもののように思えてくるのである。


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