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2、シワのカタチ


また、そうした感覚器官を物理的・空間的に支え、方向づけるために、顔表面の筋肉のすべてがこの眉間の方へと向かっている。特に緊張したり感情的になったりする場合がそうである。それへと向かい、それへと方向づけられる。集中し固定され、緊張し統制される。

顔表面の筋肉の動きや、そのシワや起伏の方向がそうなのである。そして、この眉間から、これを中心にして、顔全体へと緊張が広がっているのである。

だからまた、そうした顔の表情でもって、それが求めるもの、願うものなどといったことが他人にもわかってくるし、また、察せられたりもするのである。何を望み、何をしようとしているのか分かってくるのである。このような眉間へと向かうそのまとまりの具合から、それが分かって来るということなのである。そして、これが表情なのである。


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