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1、身体表面。


「おどろく」とは、人間が予期しない場面に遭遇したときに起こる、爆発的で瞬間的な感情の変化の状態である。それはむしろ、感情以前の、好む・好まないという以前の、怒りや喜び悲しみなどの情緒や感情以前の、あるいはまた、いきなり情緒が途切れた瞬間を指している。

何かしらの感情として分類して意識する以前の、情緒が途切れて切断された、無意識の瞬間的な自己喪失の状態である。従ってまた、それが何のことなのか自分でもわからず、びっくりし、ためらい、当惑しているのである。しかしまた、だからこそ、それが自分にとって一瞬の爆発的な出来事なのである。

それは、肉体の見える表面にも現れる。両の眉が内側でハの字型に吊り上がり、目がむき出しになって、鼻息が荒くなり興奮し、あるいは反対にチカラなくクチが開き、垂れて、アゴが下がるなどの顔正面の表情に現れる。さらに、跳び上がる、あるいは硬直して固まるといった、身体全体の動きとその姿勢にも現れる。


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