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「夢の日常」



自分が、自分で自分を感じ取っている。そしてこれが、自分の自分に対する感じ方なのである。そして、そうしたことが、自分で自分を意識させているのである。そしてまた、これが自己の同一性なのである。そしてこれがまた、動物と異なる人間の感じ方なのである。

そしてこれが自律神経なのである。嫌が上にも、自分で自分を縛り付けて強制し、追い立て、そして意識させるのである。許されず、逃げることも避けることも出来ないようにしておいて、そうしておいて、それがまるで自分の意志でなされたかのように、思わせているのである。

これは、様々感覚器官――目、耳、鼻、肌のみならず、体内感覚を含めて――を通して、それらが錯綜し、混乱したアンサンブルの全体として、自分の中でリンクし連鎖・連動して感じ取られているのである。自分の中でというのは、それが自分の自律性なのである。


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