――イメージをカタチに(・Image)―― 「失業」の恐ろしさ。 この世の中で自立した人間などいるのだろうか。 だれだって、生きて行くためには収入(=おカネ)がいる。 収入を得るには、好き嫌いに関係なく、 社会に入って行かなければならない。 仕事が途切れ失業が続くと、あせる。 あれもこれもと手を打つが、 どうにもならないと悟ると、一人でこもってしまう。 やがて欝状態になって、無気力になる。 そして、脳ミソがおかしくなる。 「失業」の恐ろしさは、 何も収入を絶たれるというだけではないとおもう。 あきらめ、無気力、怠惰が支配して来て、 やがて、希望と夢をなくしてしまう。 社会とのつながりが限りなく薄れてゆく。 出口のないトンネルをさまよう。 真っ暗な闇の中で、孤立した精神が病んでゆく。 市 ・Image。 |