――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)concept(概念)業務日誌<2008-0511  市


2D風景データ、感覚。



データ作成の、技術的なことは問題にならない。
技術(または知識)は、すでに誰かが知ってるもので、
これを見習って努力すれば、たいてい習得できる。
わかっていることだから、見習うだけでよい。
なにも考える必要はない。
ただひたすらマネるだけで済む。
その意味で、ずっと簡単だ。
体力と時間だけで解決出来る。

厄介なのは、マネることが出来ない部分だ。
それを作った本人だけが持つ、感覚的なものだ。
個性といってもよい。
これはマネることができない。習得もできない。
自分に合った感覚を、自分の中で見つけるしかない。
これこそがもっとも厄介な仕事となる。

しかし、この「感覚」とは何なのだろう?
他人の感覚などコピーできるわけがない。
だから移植して育てることになる。
だがそのためには、
育つ土壌があらかじめ自分の中になければならない。
知識も体力も、ほとんど役に立たない。
他人と区別される、
自分であることの「理由」のようなものだ。
そのような何かが自分のどこかにあるのだろうか。


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