――イメージをカタチに(・Image)――
消えては現れ、現れては消える。 忘れた頃にまたやって来る。 なんとも忌々しい、何かの暗示なのだろうか。 とらえどころのない、漠然とした実体のないもの。 実体がない。 それは自分の空想が生んだ産物だからだ。 現実に見えるもの。 そこから見えない何かを感じ取り、 理解することができる。 それが、「自分の感覚」というものだ。 こうした、オリジナルな独自感覚が、 生きる糧としての、業務の源泉となる。 だから、ずっと探し続けなければならない。 現実にないものを求めて。 しかし、 この「感覚」も既に支配されている。 それは、日本列島の気候・風土、 そして歴史が生み出したものだ。 私たちはその中で生き暮らし、 そして、連綿と引継がれて来たのである。 そこから、もう一度、 現実を見つめ直すという事だ。 |