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「非日常的風景」、そのE。 
陰影の事情。




影がなく、陰影が内にむかう理由は、
簡単に説明できる。

要するに太陽が、地平線ギリギリの下に留まっていたという事。
春の早朝なので、留まる時間がとても長かったという事。
以上で、説明できると思います。

また、「内にむかう陰影」については、
太陽が地平線下にあったため、
本来の直射光が届かず、
大気圏を乱反射してきた拡散光のみで照らされたという事。
つまり、
見える物体を、あらゆる角度から均一に、光が照らした結果、ということです。
つまり、影は出来ず、陰影は内側に向かいます。

全方位から物体を照らしたために、
反対に、
物体から、光を発してるような感じになるのです。
物体それ自身が直接、見る者に向かって、
自らを映しだしている、そんな感じにです。

参考までに、
拡散光(天空光)で構成された画像を見て下さい↓
(* 画像はShadeマニュアルより拝借。CGです 正確には「拡散光」ではなくて、
「天空光(Shade)」とか「スカイライト(TurboCad)」と呼んでます。)






見る通り、拡散光(天空光)のみだと、
全く生活感がなく、
何か異様な、神聖というか、
この世のものとは思えないような、
生きているのか死んでるのかわからない、
時間が止まったような印象を受ける。

影があり、陰影に方向があってこそ。、
自分が、回りめぐる現実の暮らしの中にいて、
世間のみんなといっしょに生きている、
というふうに感じられる。







でもやはり、誰が見ても、
「天空光」の画像がカッコイイと思いますが・・・。

終。



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