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「島」である事。
これが日本の社会と歴史の一つの要因となっている。
逃げ続けるということが出来ないのだ。日本は狭い。
いづれ海に突き当たって、捕まえられる。
敗者復活戦などない。
勝者か敗者かだ。
だから、正面きっての争いを避ける傾向がある。

いつでもどこでも常に周囲に気を配り、
身ぶりそぶりで周りの了解を求め、
集団としての合意を重視する。
迎合しやすく、管理能力に優れている。
秩序正しく律儀で勤勉。いさぎよい。
他に行き場がないので、「一所懸命」に働く。
おかげで争いが少なくて、集団としてうまくまとまっている。

しかし、
それより他の生き方というのが、ないのだろうか？
あるいは、知らないだけなのだろうか？
というよりも、周りと異なるという事自体が、
許されないこととして、
社会全体の暗黙の了解としてタブー視されている。

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