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index(索引)concept(概念)業務日誌さまよう妄想2009-0727-13-3


<さまよう妄想>L-3、農耕:キズナ。


列島特有の、突然やってくる台風と地震、豪雪、
そして、燃えやすく類焼しやすい家屋の構造から、
その暮らしを維持するための努力というのが、
小さな村落内部での濃密な人間関係を基に、
執拗な合意と協力によってなされ続けた。
島国という閉じたシステムの中で数百年続いたのである。
そうする以外になかったのである。

このような事情が日本人特有の性向、
「集団指向」の傾向の下地になったのではないだろうか。
ある特定の宗教とか、どこかの場所などにではなくて、
現世的な人間同士が群れている中に自分がいる事、
あるいは自分が、
何か仲間と思えるような群れの中に、自分も同じようにいる事。
つまり宗教とは本質的に無縁なのだ。
理由とかホンネなどはどうでもよいことなのだ。
大切なのは、自分も集団の中にいるという事実なのである。



* タネ本    

「一下級将校の見た帝国陸軍」、山本七平
「日本人とユダヤ人」、イザヤ・ベンダサン
「風土」、和辻哲郎
「ザ・ジャパニーズ・トゥディ」、エドウィン・O・ライシャワー
「日本とは何か」、堺屋太一
「経済人の終わり」、「断絶の時代」、P・F・ドラッカー



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