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index(索引)concept(概念)業務日誌さまよう妄想2009-0727-3


<さまよう妄想>B、
異民族戦争ーB



それは、
生まれ出た信仰の拠りどころと、
日々の暮らしの成り立ちの異なる人間同士の争いである。
民族としての、種の存在理由が異質なのである。
それは、文明のシステムの改廃に留まらず、
祖先から連綿と引継がれてきた文化と、
その拠り所の喪失を意味する。

ただ個人としての死にとどまらず、
人間にとって最も深刻な、
存在理由(アイデンティティ)を賭けた壮絶な戦いとなる。
だれも、祖先の霊が辱められるのを許したりしないのだ。
この争いに敗れるという事は、
たとえ肉体的生存を保持し得たとしても、
種としての、民族と個人の絶滅を意味することとなる。
たとえそうでなかったとしても、
そのように思えて来る。
だから恐ろしいことになる。


 続く →



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