――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<日誌<2011-0829-1 市
霞む世界。
霞(カス)む。 遠くの景色がおぼろげに、かすんで見える。 これは、空気中の湿気(非飽和水蒸気)が多いのと、 昼夜の気温の差が著しいことを意味している。 さらに、国土の複雑な地形も、 霧(キリ)や雲(クモ)を頻繁に発生させては、 移動させる原因となっている。 狭い国土の中で、風景がいつも変化するのである。 それは、予測不能な現象であって、 静かで内向的なものである。 自己の精神の、 閉じた部分を映し出し、反射するような世界。 おぼろげで、かすむような世界である。 |