――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<ルネサンスへ<2012-0129-2 市
本物ほどわずらわしく、うっとうしいものはない。 それは、一人ぼっちの世界に、 自分を放り出すようなものである。 ブランドとは、本来、 希少価値であり、孤高の存在なのである。 別の言い方をすると、 今まで、誰も見たことも聞いたこともない、 全く異質の新種。それも原種なのである。 このような種の起源は、 既存のシステムと摩擦を起こす、厄介の種である。 それは、システムから追放されるか、 隔離されるか、それとも破壊されるかである。 「一人ぼっちの世界」とは、この事なのである。 仲間外れとヨソ者扱い。 この島国において、 これ以上に恐ろしいことは他にないのである。 だから、集団として群れて仲間化することが、 何よりも重大な関心事となる。 そうである限り、 リスクも無ければ、格差も最小限で済むのである。 もちろん、こうしたシステムに明日は無い。 |