(  市)ルネサンスへ<2015-0807-a 情緒、



1:個性。


正義は「情緒」が定めている。

みんなが、そして誰もが、のぞみ願うもの、
それが正義である。そしてそれを決めるのは、
みんなのうえに立っている「偉い人」である。
というのは、古代の奴隷制社会ではなくて、
現在の日本社会である。

人の嫌がることをしてはいけない、
みんなが進むのとは別の方向へ行ってはならない。
みんなが言っていることが正しいのである。
要するに、群れて媚びて迎合しているだけなのである。
自分の考えや意見を持たないのである。自分だけは、
責任もリスクも負いたくないということなのである。
そうした、コネと談合だけで生きている人間である。
そしてまた、生きて行ける社会である。
そして、それ以外に生きて行く方法のない社会である。

日本社会全体が、それだけで成り立っている。
そして、それ以外は、社会の仲間ハズレとみなされる
だから、そうした仲間というか、「空気」から出れないのである。
そうした、自分が生きている集団の雰囲気、
情緒から抜け出ることが出来ないのである。

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