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以下、どこかのWebからの抜粋。


・アドレナリンは、

交感神経が興奮状態になる時(臨戦体制や逃避状態などストレスがかかった時)、副腎髄質より分泌されるホルモン兼神経伝達物質で、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開き、血糖値を上げます。また心筋収縮力の上昇、心・肝・骨格筋の血管拡張、気管支の拡張など状況に対応した変化が起こります。スポーツ選手が活躍する時はまさにこの状態にあると言えます。



身体的変化。

交感神経の作用は、精神的に興奮した時や運動時に高進する。こうしたことは人間が楽しい時や恐ろしい場面などで経験する、自分自身の様々な身体的変化通しても知ることが出来る。

感覚の感じ方というのは、顔の表情や身体表面(赤面、蒼白など)、そして身体の動きやポーズなどによって表される。

顔表面。
このよう場面にあっては、交感神経が興奮することによって、目は見開かれ(瞳孔散大)、顔面は蒼白となり(顔の血管の収縮)、さらに精神性発汗が活発になり、いわゆる手に汗を握る状態になる。

気管支と心臓。
興奮と緊張にによって、気管支平滑筋が弛緩し、気管支が拡張し呼吸は促進される。さらに心臓の活動も促進されて収縮が強くなり、かつ、心拍数が増加し、胸の鼓動を感じるようになる。いわゆる、胸がドキドキする状態になる。

副交感神経。
そしてこのとき、副交感神経が作用して、激しい身体の運動には直接関与しない消化管の蠕動(ぜんどう)運動や、消化液の分泌、および泌尿生殖器系の活動は反対に抑制される。

交換神経。
また、動物が精神的に興奮したときには、立毛筋が収縮して体毛が逆立つ。これは、闘争または逃避のための準備状態が、交感神経の作用によって作られたと言える。またこのとき、このときアドレナリンが分泌されるが、これは交感神経の作用とよく似た効果を諸臓器に惹き起こす。



副交感神経。

休息中や睡眠時にその活動が促進される。その過程として瞳孔の縮小、気管支平滑筋の収縮が生じるほか、心臓の活動が抑制されて一回当たりの心拍出量とその心拍数の減少、血圧の低下が起こる。また、消化管の蠕動運動や消化液の分泌、泌尿器系の活動は促進される。

このようにして副交感神経は、その活動によって消耗した身体の回復のための、適した条件を整える働きをする。



気管支。

おどろきや恐れ、おびえなどから緊張し興奮すると共に「気管支平滑筋が縮む」というのが分からない。気管支の筋肉が収縮し、その内腔が狭くなる。つまり、筋肉が強く作用して、息が詰まるのである。

これでは、「興奮と緊張にによって、気管支平滑筋が弛緩し、気管支が拡張し呼吸は促進される。」 なんてことにはならない。その時一瞬、息が詰まり、そして大きく息をして、そのままそれを持続するということなのか?

しかし、たしかに恐れや怯え、不意の驚きの時であっても、自分が前を向いていて状況に対処しようとしている限り、たしかに息が詰まることがなく、たしかに呼吸はむしろ活発である。なんの支障もないのである。やはりこれは交感神経の作用の結果なのだろうか。

しかし図(220821a)で見る限り、交感神経の作用は筋肉を収縮させ、気道の通りを圧迫しているのである。呼吸を阻んでいるのである。「興奮と緊張によって気管支が拡張さることはないのである。むしろ、寝ているときなどの副交感神経が働くときに気管支が拡張して、呼吸しやすくなっているのである。

リラックスし始めると、気管支の筋肉が延びて緩み、そして呼吸が楽になる。これがリラックスした状態であって、副交感神経が働いた状態である。緊張とは交感神経が働くのであって、それは筋肉の収縮、すなわち気道が狭くなることを意味している。

不交感神経が働くというのは、休息するか眠っているときであって、筋肉は弛緩して気管支は拡がっているのである。反対に緊張すると息が詰まり、そのため息が荒くなったり、ムリヤリ呼吸の回数を増やし、そして深く息をして酸素の取り入れを多くしようとしている。



自律神経。

・交換神経
運動性の神経。骨格・運動筋。昼間、顕在。

・副交感神経。
夜、休息中、潜在、呼吸、消化、循環器。

体温  低い      /   高い。
血圧  上昇      /   下降。
呼吸  浅い・速い   /   深い・ゆっくり。
心拍  速い       /   遅い
消化  抑制       /   促進




 交感神経  /  副交感神経

瞳孔         散大
          / 拡大
涙腺         血管の収縮、
          / 涙の分泌の減少。
唾液腺       唾液が減り、ノドが渇く。
          / 唾液が増える(唾液=消化液)。
胃腸の分泌腺    胃腸や腸液分泌が減る。
           / 胃液(胃酸)の分泌が増える。
胃腸の運動      動きが減り便秘気味。
           / ゴロゴロとよく働き下痢に傾く。
気管の平滑筋    緩んで気管の内径が広がる。
           / 気管を締め付け、期間内系が狭くなる。
心臓のリズム     心拍数増える。
           / 心拍数が減る。
心筋の収縮     大きく収縮し、大量に血液を送る。
           / 弱い収縮となる。
末梢神経。     収縮し血圧が上がる。 
           / 弛緩し血圧が低下、偏頭痛がする。
汗腺         汗が出る
立毛筋        収縮し鳥肌が立つ。
膀胱と直腸の筋肉   尿や便を貯める、便秘になる。
           / 尿や便を押し出し、下痢に傾く。
膀胱と肛門の括約筋   締まって尿や便を出さない。
           / 出口が緩んで尿便を出す。
脳と神経       興奮する
           / 沈静し眠くなる。
神経が働く環境   目が覚めたり、何かの活動を始めるとき。
             ケンカや試合や運動をしているとき。
           / 寝入るとき・寝ているとき。食事するとき。
             休んでいるとき。排便・排尿時。
神経伝達物質    アドレナニン、ノルアドレナニン。
             / アセチルコリン



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