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1、なれる。


「慣(な)れる」とは、クセや習慣のことであって、自分は何も変わらないのに、自分が置かれた環境や条件によって、自分の生き方が変わるということである。

自分自身のすがたやカタチ、、そしてその機能や役割は何ら変わらないのに、それが作用する方向や範囲といったものが、定められた方向へと傾けられ集中して行くことである。肉体の機能が持つ様々な可能性といったものが、ある特定の方向へと転換されて行って、それへと変えられて行くことである。

だから「慣(な)れ」なのである。自分は何も変わらないのに、まわりに合わせて、その営みと存在の仕方を変えてゆくのである。もちろん、表面上だけであるが・・・。



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