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5、しるし。


「信じる」ということによって始めて、現実が何か意味のあるものとして、自分にかかわってくるのである。自分にとっての現実の意味や理由といったものが自分に迫ってもくるし、そしてまた、自分の居場所や精神の拠りどころといったものが、自分に与えられるのである。

ウソでもでっち上げでも、そんなことはどうでもよい関係のないことであって、「信じる」ということによって、現実の世界で自分が自分であり得るのである。自分が自分であり続けることが出来るのである。またそうして、生きるも死ぬも自分で納得もできるし、それがまた自分の「しるし」として残り続けるのである。

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