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そしてこれが自分にとっての意味であり、真実であり、原因なのであり、また、そうした心の状態が、現実世界のすがたのように思えてくるのである。また、そのように思うようにもするし、そう思わなければならないのである。 そうやって自分の心の状態に、意味や現実性が与えられるのである。そうして現実的にも、精神的にも自分の存在というのが安定し、現実世界での自分の立場が維持されるのである。 それは、自分でもわからない、自分の中にある得体の知れない心の動きについて、自分自身で納得のいく説明が求められているのである。そして、それはまた、自分自身に対するその根拠を必要とし、そして無意識の肉体の営みが、それに対して答えているのである。 |
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