index< 日誌 < av表情 < 23-28「笑いの表情@」p7


7、飽和。


顔面の中心に向かっていた意志の緊張と集中が、その筋肉と神経がゆるんできて、アゴは垂れて、目とクチはヨコ方向へと広がる。肩の筋肉も落ちて身体全体がリラックスしてくる。そうした身体表面の変化が一気に押し寄せてくる。

全身の筋肉は一気にゆるみ、たれて広がり、無気力になり、瞬間的に自分で自分の身体が支えられないくらいである。そして、これが度を過ぎると腹を抱えてめまいがするくらいに笑い転げる、といったことが起こる。これは、神経の過度の集中と緊張からの、それの飽和と消失への過度の瞬間的な反作用なのである。

戻る。                履歴へ

index< 日誌 < av表情 < 23-28「笑いの表情@」p7