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3、認められる。


しかし、「上の者」によって保護される自分とは、保護されることのない「下の者」がどうしても必要なのであって、保護されない「下の者」が居るからこそ、保護される自分というのが成り立っているのである。

そして、ここで自分の存在理由が意識されているのであり、そしてこれが、本人の自意識を作り出しているのである。自分は、「自分たち」という仲間の一員であり、そうでない者とは違う。

そうした誰からも認められ、必要とされる人間なのだという仲間意識が成り立っているのである。このようにして、自分という者の自意識が与えられるのである。自分という者の立場と居場所が認められ、許されるのである。

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