index< 日誌 < av表情< 23-55情緒の世界8「意識を支配するもの」p11



1、原始的な表情。


表情では、別々の動機や原因の事情の下にあっても、同じ生理が要求する表情として表現されることがある。すなわち、厭(いと)わしい、わずらわしい、むずかしい、いまわしい、苦しいといった場合がそうである。

それぞれが違う感情であるにも関わらず、表情においては、それぞれが似たような顔の表情として現れる。具体的な感情以前の、同一の生理の要求からくる表情として表現されるのである。

たとえば「不快」の表情がそれである。しかし、「不快」という言葉自体は、上記の様々な出来事や感情のあり方を含めて表現する言葉である以上、そのように表現されて当然なのである。

履歴へ                続く。

index< 日誌 < av表情< 23-55情緒の世界8「意識を支配するもの」p11