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人間はよく錯覚したり、誤認し、誤解したりもする。ないものを見たと思い込んだり、またそれを信じようともする。それが自分にとって都合がよいのである。そうであるはずだ、それしかないし、そうでなければならないと思い込んだり、信じようとする。 そう思わなければならないように、出来ているのである。それ以外の生き方というのが閉ざされているのである。そして始め「信じる」ことに過ぎなかったことが、やがて確信となり、信念となり、そしてないものを見たと思い込んだり、それを他人にも吹聴し、周りからも同意を得ようとする。 あるいは、自分が直接に経験したことや、また、自分が他人に言ったことも忘れるし、自分の都合に合わせて意図的・意識的に忘れている。また反対に、自分の都合に合わせて思い出したりもする。 |
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