index< 日誌 < af必然< 23-62肉体が求めるもの1「象徴の自意識」p5 |
このような身体構造上のカタチや、またそれ自体の営みといったものの特質と傾向がそうなのである。それは、言わば、歴史的に形成されてきたものなのである。 人間は生きている。生きなければならないし、また、生きて行かなければならない。そしていまを生きると共に、後世に自分を伝えて行かねばならない。肉体は滅んでも、自分の人間としての意思や精神といったものは、生き続けるのである。 そして、これが子孫への身体上の特質として受け継がれているのである。あるいはまた、文化としてもそうであるし、歴史としても、そして民族や国民のアイデンティティーとしてもそうなのである。 |