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5、アイデンティティー。


このような身体構造上のカタチや、またそれ自体の営みといったものの特質と傾向がそうなのである。それは、言わば、歴史的に形成されてきたものなのである。

人間は生きている。生きなければならないし、また、生きて行かなければならない。そしていまを生きると共に、後世に自分を伝えて行かねばならない。肉体は滅んでも、自分の人間としての意思や精神といったものは、生き続けるのである。

そして、これが子孫への身体上の特質として受け継がれているのである。あるいはまた、文化としてもそうであるし、歴史としても、そして民族や国民のアイデンティティーとしてもそうなのである。

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