index< 日誌 av表情 e神々 at自己意識23-74集中する筋肉の方向6「カガミ」p8

1、呑み込まれてゆく。


たしかにそれは自分にとって、不可解で得体の知れない何かが自分の中にいて、それが自分に意識されてくるのである。しかしそれが自分の中に居るということが、どうしても納得がゆかないのである。

それは自分の中にいて、自分自身であるにも関わらず、それが自分にとって未知の正体不明の者だからである。得体の知れない誰かが自分の中に居すわっている。

それは100%認めなければならないことなのであるが、それがだれなのか、何のことなのか、自分でも分からない得体の知れない者なのである。そしてそれに自分が侵され、支配され、呑み込まれてゆくのである。


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