index< 日誌 p変異23-77「変異」p6

6、種の同一性。


先に、カタチなき液体状の生理や神経の反射やそのリズムが変化していって、そしてこの無限の繰り返しが筋肉や骨格といった、物理的な形状の変化として固定されてきたのである。

このようにして、身体の外見上のカタチの変化、そして自分でもどうにもならない肉体内部の内臓をも含めた、身体の物理的なカタチの変異といったものが、もっとも最後に現れるのである。

なぜか?
肉体のカタチとその構造の変化は、それ自体が、すでに種の同一性を逸脱し始めているからである。


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