index< 日誌 <av表情 z自意識 < 23-99「見えない世界」p4

3、移民。


そして、これが自分たちにとっての現実なのである。だれもこのような現実から出ることもなく、出ようともせず、出てもならず、また、この現実から離れたところで人間が生きて行ける場所などないのである。

これが、私たちが生きている現実という世界なのである。しかしまた事実、歴史を見ると、このような現実から逸脱してもいるし、そしてまた、自分たちが生きている現実というものを破戒し続けもいる。

革命やルネッサンス、あるいは流浪の民としての移民や植民として、そうであり続けたのである。自分たちの、それまでの古いシキタリや信仰を捨て続けてきたのである。それまで自分たちが生きてきた世界から、離脱し続けているのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 <av表情 z自意識 < 23-99「見えない世界」p4
2019-0113-0120