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1、自分の分裂。


表情は、感情が自分自身の生理と連動することによって作り出された、感情表現のカタチであって、自分の中の生理の作用といったものが、感情として意識されたのである。そしてこれを、顔面や身体上の動きに見ているのである。

自分の肉体の中の生理作用といったものを、自分の肉体の営みとして意識したのである。一つは、自分の中の肉体の異変として。もう一つは、自分の外の相手に対する自分自身の反応として。

しかし、意識するという観点からすると、自分自身の肉体に対する自覚も、他人に対する意識も、自分からすれば、そのどちらも他人であることに変わりはない。自分が自分の中で、意識する自分と、意識される自分とに分裂しているのである。自分で、自分の表情を意識しているのである。

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2019-0104-0113