| index＜ 日誌 ＜ax背景 j生理的情緒＜ 23b-08馴れと習慣１「情緒」p4 |
| それが本来持っていた動機や理由が忘れられ、捨てられ、消えていって、ただその痕跡やカケラ、ボヤけてボンヤリした、得体の知れない、実体を欠いた影や幻のような存在として、無意識の世界の中で残り続けているのである。 そうして、それはただ現実の、抽象的な情緒のあり様だけを意味するようになっている。そして、これが情緒の現実のカタチなのである。情緒がいつも気分や雰囲気だけで具体性を欠くのは、このためなのである。 それが本来持っていた現実の原因や動機が忘れられ、失われて、ただそれが持つ心地よさや、気分や、気持ちといった心情的な、言葉にならない雰囲気だけが残っているのである。そしてそれだけが、無意識の世界の情緒のカタチとして、表情や仕草となって表現されているのである。 |
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2019-0104-0113