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6、たましい。


そして、それが言い伝えられ今日まで残っているというのは、それが自分たちによって支持されてきたからである。そうでなかったなら、はるか遠くの昔に忘れられ消えているはずなのである。

言い換えると、このような言い伝えや昔話しは、潜在意識や深層心理とでも言ったものを表現したものであって、その限りなのであって、それ以上でもそれ以下でもなく、そうした意味では現実の時代や場所を超越した、情緒のタマシイのようなものが強く感じられるのである。

肉体から精神だけが分離してさ迷っている状態である。また、そうした言い伝えを通して、私たちは自分という者をもっとよく知ることが出来る。現在を生きる自分たちの情緒の根源とでも言ったものを感じ取ることが出来るのである。

しかしまた、だからこそ、それは歴史ではなく、歴史には成り得ないものなのである。ある意味で歴史を説明するのに役立つものであるかも知れないが、歴史そのものとは、やはり別のものなのである。

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2019-0104-0113