index< 日誌 <av表情< 23b -56「ひんしゅく」

ひんしゅく。


私たちは、苦痛や苦悩、あるいは何かを深刻に思索するとき、あるいはまた、現実にない何かを求め、遠くの地平線を仰ぎ見るときも、神経を張りつめ、感覚を研ぎ澄ます。

眼を細め、シワめて、両眉の間を寄せて、眉間に小さな縦シワと、同時にその真上の額のほぼ中央部を少し横にシワめる。この横と縦のシワを見ると、ちょうど「T字型」になる。これが「ひんしゅく」の表情である。

これが、気を抜いたり、ホッとしたりするときは、額中央の横シワが、横方向いっぱいに伸びてくる。そうして、心持ち眉が上げられて眼も見開かれる。

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z2019-0207-0214