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時間の概念。


何をしようとしているのか、何のためにあるのか、何が出来るのかなどといったことが、時間の流れの中で確かめられ、また、それを見ることができる。これが時間という考え方の世界である。

静止した何も変わらない世界というのは、理由も目的もない世界である。理由と目的自体は、何かを目指しているのであって、時間の経過を前提にして成り立つ世界なのである。そしてまた、理由と目的がなければ歴史も存在しないのである。

時間の経過がもたらす変化を見ることによって、始めて、それらの自分にとっての意味というのが解ってくるのである。何もかもが静止したままの、何も変わらない不変の世界では、そうした世界がいったい何なのか知りようもなく、理解のしようもない、そうした世界なのである。

ただ漠然とそこにあるというだけで、私たち人間とは何の係りのない世界になってしまう。変化とは、すなわち私たち人間との関係でそう言えるのあって、その変化がないというのは、人間との係りのない世界だということである。

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2019-0214-0221