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だからまた、涙とは関係なく、ただ感情が激するだけでも顔が赤くなる。これは、興奮によって、それを行動によって発散し解決しようとしているのであるが、その動作のための酸素と栄養分が血液となって滞留しているのである。これが肉体表面、特に顔表面に赤くなって映っているのである。 しかし、発散する対象が見つからない場合、いつまでたっても赤く上気したままなのである。自然に血の気が引くのを待つか、あるいは、これを発散する場所を速(すみ)やかに見つけなければならないのである。 場合によっては、近くの弱い立場の無関係の者に、行先のない怒りを爆発させることが多々ある。しかし、そうして世の中がクルクルと上手く回って行くのである。解決方法が無いのであれば、ただ感情的にそれを発散させるのである。大衆はそれだけで満足してくれるのである。 |