index< 日誌  av表情< 23b-69「涙の生理」

2、呼吸との関係。


たとえば、「目が血走る」という言葉に見るように、眼球の周りに血液が溜まっていて、眼のマブタを強くシワめても、必ずしも涙は出ない。たとえば、人が怒りと憎しみに顔を真っ赤にして、血液を顔面に集めても、涙が出ることがない。やはり、マブタを強力にシワめて収縮し、同時に、眼球へ血液が充満しているだけでは涙は出ない。

あるいは、玉ネギを剥くときに涙が出るのがそうだ。嘔吐の場合もそうである。おえつ、すすり泣きなどの場合に見るように、涙が出るのと呼吸がどこかで関連している。あるいはまた、大笑いしているときもそうだ。不規則・不安定、かつ不随意の呼吸の作用が、涙が出るのとどこかで繋がっている。すなわち、鼻の奥と涙腺がどこかで繋がっている。

号泣は、不規則で断続的な吸気と、長く大きな吐く息がその特徴である。そしてこのような呼吸のリズムと涙の線がどこかで関連している。息が詰まったり、セキをしたり、むせるときもそうだ。たいてい涙がでる。感きわまり、込み上げてきて、その後に呼吸の不規則な変化をともなう。

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2019-0221-0307