index< 日誌 < ab女体< 23b-75肉体表面1 「永遠」p5 |
しかしまた、男は、そうやって自分に欠けているもの、ないものを女の中に見ている。ないものを見ている。あるいは、自分になし得ないこと、出来ないことを女の肉体や心理の中に見ている、または求めている。 そしてそれに気づきもし、知ることになると思えてくる。男から見る女体の、果てしなく永遠の世界に、永遠の見果てぬ夢を見ているのである。 しかし、それはもともと無いものであって、そうである以上、それは夢の中に見い出すしかないのであって、そうした幻想と錯覚の世界を生きているのである。だからまた、そのよにしかならず、そうするしかなく、そうしなければならないのである。 |