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10、システム。


システムが現実にあるということは、そうした様々な異質の部分(パーツ)がバランスされた結果なのである。バランスとは、このような適応の結果を示したものなのである。そしてこれが秩序であり、また、システムと言えるものなのである。

このようにしてシステムは、外の世界と区別される、その内部において自律した秩序と原理を持つ存在と言えるのである。あるいはそれは、システムが、システムとして存在し続けるための許容範囲と限界、境界線といったものを示しているのである。そしてこれがシステムのカタチなのである。

これは、システムが自己と他者を区別する境界線なのであって、そしてこの境界線の中で、自己固有の原理の存在を示しているのである。しかし、それはすでに現実の条件によって規定されているのであって、それは実に致し方なく、人間からすると、どうにもならないことなのである。

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2019-0307-0313