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顔面の表情筋は、意志によって自由に動かせる随意筋である。しかし、そう簡単には動いてくれない。 この表情筋自体は自分の意志とは無関係に、そしてまた、自分の意志に反してさえも、ただたんに肉体自身の生理上に都合によっても、表情といったものが作り出している。随意筋と言っても、思い通りになるものと、ならないものがあるのである。そうしたアンバランスの上に、顔の表情というのが成り立っている。 運動筋肉の動きというのは一方向にしか動かず、これの両端が骨格の骨と直接結びついて、そうして身体が動かされているのである。だからその動きというのは非常に分かりやすい。骨格に沿って縮むか拡がるかだけなのである。 しかし、顔面の表情筋の場合、たいていがその片方もしくは両端が直接に頭骨に繋がっておらず、これが他の様々な隣接する表情筋と連動してしまうのである。そしてまたこれが、表情というのが人間の思い通り作り出せない原因になっている。 |
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2019-0317-0327