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わななき。


顔の表面もそうであるが、震え、わななき、慄(おのの)くといった身体全体の動きがそうなのである。これらは例えると、電化製品のリレーやサーモスタットの働きと似ている。それぞれ異なる熱膨張率を持つ金属を隣り合わせてスイッチを作る。・・・という具合にである。

マタが開いて電気が止まると、下の金属片が収縮してスイッチが入る(マタが閉じる)。そうして電気が供給されると再び下の金属片が膨張し、マタが開き電気が止まる。そしてこの金属片に電気が供給され続ける限り、スイッチは開閉を永遠に繰り返すことになる。

原理的には、こうしたことが身体内部でも起こっていて、これが身体表面上で震えや「わななき」、あるいは身体内部で慄(おのの)きとして現れている。急激で突発的な、そして強力な感情や情緒の突出が続く限り、それが永久に繰り返される。情緒が安定し落ち着いて始めて、エネルギーの局所的な突出がなくなって、震えも消えて行く。

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図中の「コイル」は電磁石のこと。



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2019-0317-0327