index< 日誌 s設定 <  23c-18幻想の世界5 「反射する生理」p6

1、目印し。


肉体の中のそれぞれが、バラバラで別々のものであって、それらが直接の関係か無いにも係わらず、たまたま偶然に、それが多数集まり集合し連鎖し合い、重複し、錯綜し、順序づけられ、秩序づけられて、そうして一つの動作を作り出している。

もともと無関係なものであっても、近くに居るだけで、あるいはまた、同じ身体内部にいるというだけで、直接・間接に影響を受けてしまうのである。それは、結局のところ、身体という同じ全体の一部分なのである。

このようにして、本来は無関係であるはずのものが、たまたま偶然に引っかかって随伴させられる。本来の動作とは何の関係もないにも係わらずである。しかし、これが本人にとっても、そしてまた、作用する神経にとっても分かりやすい目印しになっているのである。作動と停止の、わかりやすい信号やサインとして機能しているのである。

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2019-0327-0329