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1、特定。



人間が成し得る動作や行為、その順序やパターンといったものは、すでに与えられていて、ある程度あらかじめ定められている。それは、持って生まれ出てきた身体の構造とその仕組み、さらにそのサイズとカタチによって、すでに条件付けられているからである。

その範囲内でしか、何も出来ないということである。そしてこの時点で、すでに特定されてしまうのである。それがもって生まれ出てきた条件から、それを予測してゆくのである。その空間的形状から、その過去と現在、そして未来を予測し想定して行くのである。

その現在と過去、そしてそれが現在成り立っている現実の条件と、それを取り巻く環境から、これを特定してゆくのである。特定とは、非現実的で観念的、論理的な思考のことであって、与えられた現実の条件から類推して行く形式のことである。

このようにして出来事や求めるものの、その範囲と方向を絞り込んで行くのである。

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2019-0327-0329