index< 日誌 < s設定 < 23c-22遺伝と適応3 「霊」p2 |
人間にしてみれば、環境も身体も自分ではどうにもならないことなのである。しかし、またこれが、私たち人間にとっての現実なのである。人間をして、あらかじめ絶対的に支配し条件づけているのである。 そしてこれが、見えない必然の原理として人間を拘束していて、それが何か神の意志のように感じられてくるのである。人間にしてみれば、このような見えず理解もしがたい強制力といったものを、神や霊的なチカラのように理解せざるを得ないのである。 それは理解の出来ないものであるにも関わらず、それは、どうしても理解する必要があるものなのである。そうだとすれば、それは非科学的もしくは超科学的な迷信や妄想の中に求めざるを得ないのである。 このような自分にとっての「信じるもの」というのは、人間にしてみれば、どうしても必要なことなのである。そしてこれが、神や霊に対する信仰として人間を支配して来たのである。 |